Works 事例紹介
社内コミュニケーション活性化のためのインナーブランディングワークショップ
自然科学分野を中心とした学術コンテンツと研究支援用ソフトウェアの提供、医薬系広告代理事業等を展開するユサコ株式会社様(以下、ユサコ㈱ 様)。今回インナーブランディングの一環として社員参加型のワークショップを実施いたしました。
01実施に至った背景
ユサコ(株)様では、新型コロナへの対応として、3年ほど前よりリモートワーク制を導入。コロナ禍において、スムーズな働き方改革を実現しました。業務進行としては問題ないものの、どうしても社員同士のコミュニケーションが少なくなっていました。ユサコ(株)様の経営チームでは、これがやがて会社への帰属意識の低下につながることや、今一度、会社として今後の成長に向け、会社の理念を社員に浸透させる必要があると感じておられました。
ブランディングの視点から社員コミュニケーションを活発化させる手段がないかというご相談をいただき、今回のご提案を行いました。
02ご提案の内容
ご提案に際して、いただいたご要望は「社員同士のコミュニケーションの活性化」「全社員参加型」「オフラインでのリアルなコミュニケーション」の大きく3つでした。
これに対して弊社では、全社員参加型のコミュニケーション活性化につながるワークショップをご提案。全社員をターゲットに、
・部署間を超えたコミュニケーションを育むきっかけづくり
・自身や会社の未来を考え、共有し、さらなる成長の機会となる
・会社の理念浸透や自身の働く意義を深める
の3つを目的としました。
この3つの目的に合わせた、ワークショップの方向性を複数ご提案。社長様含めた経営チーム内で議論いただいて、まずは第一ステップとして、今回は社員同士が気軽にお互いを知り、自身の有り方を考えることができる「自身の有りたい姿を考えるワークショップ」の実施が決定しました。その後実務担当者アジェンダ、参加メンバーのチームの組み合わせ、その他ワークショップ実施後の懇親会を一緒に検討していきました。
03ワークショップでのポイント
プログラム設計に関して、当日初めて顔を合わせる社員様もいるということで、なるべく堅い雰囲気にならず、楽しみながら話ができるアジェンダが求められました。またその一方で、ただ雑談となってしまわないような工夫も必要でした。そこで、イメージを共有し話を広げやすいよう写真を通じてディスカッションを行う、心象イメージ法によるインサイト抽出を活用。また、初めの自己紹介のパートでは、自身を動物に例え、さらにそれをイラストに描き起こしてもらうことで、互いに話しやすい雰囲気を生み、仕事以外の一面も共有する時間を設け、議論が活性化する設計としました。
ワークショップは、1日最大20人が参加し、5日間に分けて実施されました。ワークショップ中は各テーブルに弊社のファシリテーターがつき、話しやすく和やかな雰囲気を生み出しながら全メンバーが発言できるように意識して進行しました。
第三者がファシリテートすることで、社員同士の会話では出にくい本音がうまく引き出せた、と担当の方からも評価をいただきました。
04実施後の成果
無事5日間のワークショップを終え、参加者に対する社員アンケートや完了報告会を実施。
下記のような成果が得られ、参加者の皆様から高い評価をいただくことができました。
また、社外で実施することで、改めて自分自身を見つめ直すことができたという意見も多く見られました。
・88.8%がワークショップの内容に対して「満足」と回答。(うち、45%が「最高に満足」と回答)
・「社内のコミュニケーションの活性化につながったと思うか」に対して87.8%が「つながった」と回答。(うち、53%が「非常につながった」と回答)
弊社では社員に寄り添ったブランディングを行う手法を特に得意としており、今回もその考えをもとにコミュニケーションを育むワークショップの内容をご提案・実施できたことが、成功のポイントとなりました。
今後も継続したワークショップの実施も視野に入れているとのことで、引き続き、社員様の帰属意識の向上や企業理念の浸透に向けた支援に尽力してまいります。
05ご担当者様からのコメント
この度は企画段階より色々なアドバイス、ご提案をいただきましたことを改めてお礼申し上げます。今回弊社で初めての試みであったワークショップでしたが、非常に意味のある充実した時間であったと思います。自分自身を見つめなおす機会、将来の自分の在り方をイメージする機会、コロナ禍でお互い(社員間)にコミュニケーションが希薄になっていたところを深めながら会社の将来を語る機会等、課題とされていたものが今回のコミュニケーションワークショップを通じて解消につながるきっかけとなったのではないでしょうか。私たちは「自らの成長を会社の成長につなげ、みんなで幸せになろう!」を目指しており、今回はそのファーストステップとしての位置付けではありましたが、非常に有意義な時間であったと思います。
プロジェクト期間
2023/4 - 2023/5
担当範囲
ワークショップ設計・ワークショップファシリテーション・報告会実施
Project
実績
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