Works 事例紹介
ネーミング&ロゴデザイン開発「newcal」
01取り組み背景
京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)様では、移動サービスを提供する「移動プラットフォーム」と地域の魅力をつくる「まち創造プラットフォーム」による相互価値共創をビジネスモデルの中心に据え、沿線各エリアに“移動+住む・働く・楽しむ・学ぶ”が揃う「多極型まちづくり」に取り組まれています。
そんな中で、次期総合経営計画(2023年度下期当時)を見据えて進められていた「沿線価値共創戦略」に基づいたプロジェクト「京急沿線エリアマネジメント構想」のリブランディングにあたって、ネーミング&ロゴデザイン制作の支援をさせていただきました。
02プロジェクトの理解〜ネーミング開発
リブランディングでは、「京急沿線エリアマネジメント構想」のネーミング制作から着手していきました。本プロジェクトは「ローカルプラットフォーマー」として地域事業者や自治体と共創し、「鉄道会社」や「ディベロッパー」の枠を超えて、各地域への移動と住・働・楽・学が揃う多極型まちづくりを推進する、京急電鉄様の総合経営計画において、重要な位置づけを担うものでした。またプロジェクト発足から数年が経過し、すでに品川・泉岳寺から三浦半島をつなぐ、沿線の地域住民や事業者、自治体、教育機関など345団体以上が、愛着をもって参加しているプロジェクトでもありました。
そのため、まずは本プロジェクトにかける想いや将来像、京急電鉄様が沿線に住まう人々にとってどんな存在でありたいかを伺いながら、何をネーミングに込めるべきなのかプランニング。複数回のセッションを重ねながら、「Local(地域)」「まちづくり」「共創」を、本プロジェクトのキーワードとして絞り込み、最終的には、この取り組みを通じて、日本に新しい「Local(地域)」のあり方を生み出していく、というコンセプトをネーミングに落とし込んでいきました。
03ネーミングを踏まえたクイックなロゴデザイン開発
ロゴデザインでは、名称リブランディング発表の時期が迫る中で、通常の進め方とは異なる方法を採用。手書きラフのアイデア段階のものから、京急電鉄様とクイックな打ち合わせを繰り返す“伴走型の支援”を実施することで、スピーディなロゴ開発を実現しました。
また複数ご提案したアイデアから、「地域との一方的なコミュニケーション」ではなく、「地域との対話」を表現する方向性に早くから決まったことで、限られた時間をデザインブラッシュアップにあてることができ、京急電鉄様にも納得いただけるクオリティのロゴデザインとなりました。
04最終アウトプット/ガイドライン
05ご担当者様からのコメント・その後の反響・成果
リブランディング発表後には、「newcal」というネーミングから『「new」と「local」の組み合わせですね』と沿線のコミュニティの皆様から言っていただいたり、「local」に込めた意味についてもとてもいい反応をいただいています。また、社内の評判もよく、すでに社内外問わず浸透しはじめています。
他にも、このリブランディングを機に、各地域の方々に「エリアマネジメント構想」について改めて説明する機会ができており、さらなる沿線との共創活動、沿線価値向上に向けて取り組んでいきたいと思います。
今後、検討していきたいプロジェクトもあるので、その際はぜひ、大伸社コミュニケーションデザインの皆様にご協力いただきたいですね。
担当範囲
リブランディング
プロジェクト期間
2023/09 - 2024/03
製作範囲
ネーミング・ロゴ開発
Project
実績
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