Works 事例紹介
サステナビリティWebサイト有識者評価・改善
Visit Site → https://www.hitachicm.com/global/ja/sustainability/
建設機械メーカーとして、主に油圧ショベル、ホイールローダ、鉱山機械などの分野でグローバルに事業を展開する日立建機株式会社(以下、日立建機)様。「豊かな大地、豊かな街を未来へ 安全で持続可能な社会の実現に貢献します」をビジョンとして掲げ、成長を続けている企業です。企業情報の発信を強化する中で、コーポレートWebサイトのサステナビリティコンテンツの改善を弊社にて支援いたしました。有識者の知見を踏まえたコンテンツの見直しを検討したいとのご要望をいただき、一般社団法人日本ノハム協会(以下、日本ノハム協会)様との協業にて実施いたしました。
01背景/弊社Webアナリスト×日本ノハム協会 協業による評価・分析
今回、弊社が70周年を迎えた際に企画した「サステナ先進国スウェーデンに学ぶ SDGsオンラインツアー(https://www.daishinsha.co.jp/70th/event/)」に、日立建機様がご参加くださったことをきっかけに、グローバルサイトのリニューアルにあわせてサステナビリティコンテンツの見直しを行いたいとのご相談をいただきました。既存のサステナビリティコンテンツは、すべて自社にて制作をしていたため、プロダクトアウトになっていないかという懸念をお持ちで、知見を持つ第三者からの評価に基づいた改善を実施したいとのご要望でした。まずは、弊社Webアナリストによる現状コンテンツのGA解析・ヒューリスティック分析を実施。次に、サステナビリティ分野の専門家である日本ノハム協会様による評価・分析を行い、改善すべきポイントや、めざすべきサステナビリティコンテンツのあり方をご提案しました。
02わかりやすい情報設計と導線で様々なステークホルダーに伝わるサイトに
サステナビリティサイトを評価・分析する中で、サステナブルな社会への変容を推進する企業としての方向性が明確であり、かつ、歴史あるグローバル企業として情報開示の幅が広く、深度が深いことが分かりました。
それ故に、情報の構造が複雑になりがちで分かりにくく、様々なステークホルダーが訪れるサステナビリティサイトとして、誰が見ても理解できる・わかりやすい構成とする必要がありました。
そこで、閲覧ユーザーとして最も多いビジネスパーソンだけでなく、学生や就職希望者なども意識した情報設計とラベリングを実施。不要な階層の削除や、よく見られるコンテンツへの導線改善を行い、ワイヤーフレームとしてご提案しました。
03ワークセッション形式の進行で、短期間での改善を実現
ご提案したワイヤーフレームを基に日立建機様にてサステナビリティサイトのトップページを改修後、さらに情報の整理のご相談をいただきました。
今回特に、「環境」を軸としたコンテンツの改善が急務だったことから、ワークセッション形式での打ち合わせを取り入れ、短期間での改善を実施しました。予め準備したプロトタイプを基に、日立建機様、日本ノハム協会様と弊社の3社で意見を出し合い、方向性を定め、情報の優劣・構成を検討しました。多くのメンバーが参加するセッションでは結論がうやむやになりがちですが、最終ゴールを明確にし、プロトタイプを共有しながらファシリテーションすることで、スムーズな進行を実現しました。プロジェクトメンバー全員が「共に創り出す」という姿勢で制作に臨み、短い期間でも納得感あるアウトプットに繋げることができました。
構成を検討するうえで注力した点は、ユーザーが知りたい情報と、日立建機様が強みとして発信したい情報の2つの視点をバランスよく取り入れ、より自然で読みやすい構成となるよう工夫を凝らした点。また、セッションを通して重要度が明らかになった「環境価値創造に向けた3つの取り組み」の訴求や、必要なコンテンツを新設することにより、精度の高いコンテンツへと仕上げることができました。
04ご担当者様からのコメント
ESGとサステナビリティの開示を充実させるため Webサイトに情報を追加してきましたが、「見たい情報にたどり着きにくい」という声がありました 。
そこで、大伸社様と日本ノハム協会様とともに、サイト構造とコンテンツの改善に取り組むこととしました。
ご提案の中で、日立建機のブランドストーリーを伝えたい、という思いが伝わってきました。「本当に伝えたいポイントは何か」を明確にして、それを軸にストーリーを組み立てていくことで、メリハリのある内容になり、訴求力を高めることができたと感じています。サイト構造においては、構成や導線を改善することで、見たい情報にたどり着きやすくなりました。また、ステークホルダーの皆さまが知りたい情報についてもアドバイスいただき、大きな気付きになりました。
Project
実績
その他実績を
ご覧になりたい方はこちら