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映像制作「高精細自動検査機 HRシリーズ」

株式会社日立産業制御ソリューションズ様は、機器などの稼働データを「収集」「蓄積」「解析」「改善」というサイクルで活用するIoTソリューションを提供しています。これまで培ってきた、画像処理技術、搬送技術、制御技術を用いた無菌製剤向けの異物・外観自動検査機HRシリーズについて、フラグシップモデルのプロモーション動画制作とシリーズの各種製品紹介動画の制作を弊社で担当させていただきました。

01制作背景:撮影困難な製品特徴を3DCGアニメーションで訴求

本製品は製薬工場の工場ラインの最後の砦として、異物混入などを検査する機械です。HRシリーズは、製薬工場へ導入することが多く、機密事項の取り決めや納品される製品ということもあり、実機撮影を行うことが困難でした。製品のリリース当初は、社内で撮影した素材を用い、プロモーション動画の制作を画策されていたようですが、思い描くメリットや特徴をうまく伝えきれていない、というお悩みから、弊社にご相談いただきました。製品の魅力を最大限に伝える方法として、3DCGで製品の内部を表現するご提案をさせていただき、3DCGアニメーション動画として制作させていただきました。

02工場への訪問を通して、製品CGの作り込みを追求

本動画制作の注力ポイントは2つです。まずは構造理解の徹底で実現した製品CGの作り込みです。
動画のキモとなる3DCGの制作には、通常、製品の3DCADデータをご支給いただき制作を行うことが、スピードとクオリティを実現する上で必要となります。
しかし、今回は制作期間2ヶ月の上、3DCADデータがない状況であったため、2DCADデータからの3DCG制作が必須であり、通常と異なる進行方法を検討する必要がありました。
そこで当社は、製品パーツの2DCADデータをご支給いただいた後、日立産業制御ソリューションズ様の製造工場を訪問。図面データを読み込みながら、実機ができあがっていく様子を観察し、図面と機械への構造理解を深めていきました。
工場での現場で得た知識を基に、パーツの2DCADデータから精巧な3DCGの製品データを組み立て、制作することができました。

03リアルタイムでの修正で、漏れなくスピーディな制作を実現

もう1つの注力ポイントは、日立産業制御ソリューションズ様との迅速で濃密なコミュニケーションです。
制作期間が短い中でも、お客様に最大限ご満足いただくアウトプットのために、修正はオンラインミーティングを活用しました。
オンラインミーティングの場で修正確認・指示をいただき、その場で修正を繰り返す、というプロセスを通し、短期間でも濃密なコミュニケーションで制作を進行していきました。
構造理解を徹底することで実現した製品CGの作り込みと迅速なコミュニケーションにより、短期間でもクオリティに満足いただけるプロモーション動画の制作を叶えることができました。

04HRシリーズの各種製品紹介動画の作成

HRシリーズ全体のプロモーション動画の制作の後、シリーズ製品である3000、1000、800について製品紹介動画を制作しました。シリーズ全体のプロモーション動画と違い、各種製品の紹介動画においては、告知の側面とともに各製品でどのようなことができるのかも紹介する動画となっています。

05工場内での撮影

前述の通り、実写での動画制作が難しい産業機械ですが、HRシリーズの各製品紹介動画では実写の撮影を行うことができました。そのため、各製品でどういったことができるのかをしっかりと紹介することができ、すでに制作していたCGと組み合わせることによって、より効果的な製品の訴求を可能にしました。

06ツール制作後の反響とその後の展開

日立産業制御ソリューションズ様からは、3DCGのクオリティと制作スピードに対する高いご評価をいただきました。今後もHRシリーズの更なる拡販に向け、動画コンテンツの制作をはじめ、多言語での展開などさまざまなコンテンツを制作し、プロモーションの拡充を図っていきます。

担当範囲

動画編集、CG設計

制作範囲

動画制作、CG制作

プロジェクト実施期間

プロモーション動画作成 2020年11月~2021年3月/機種別動画作成 2021年8月~12月

Project

実績

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