プロジェクトが完了したら一安心し、すぐに他のプロジェクト業務に従事する、そんな日々を送っていませんか?実はプロジェクトであなたが得た経験はとても大切で、次のプロジェクトや組織の資産になるのです!ここでは、組織全体のプロジェクト管理スキルをUPさせる、プロジェクトの教訓について紹介します。

プロジェクトの教訓とは

プロジェクトの教訓とは、プロジェクトの経験から得られる学びのことをいいます。たとえば、プロジェクトで予期せぬことが起こった際、過去のプロジェクトの似た状況で対処した経験がある場合は、すぐに対処方法を思いつくでしょう。このように教訓はその後のプロジェクトでより良い判断を下すための貴重な指針となります。

プロジェクトから得られる教訓は、リスクの洗い出しなどのプロジェクト設計についての教訓や、効果的な定例会の実施方法などのコミュニケーションについての教訓、対応面やコストなどベンダーに関する教訓、またはプロジェクト実行中の適切な監視方法についてなど、プロジェクトの初期から最後まで全ての経験から得ることができます。プロジェクト終了時に、何が効果的で、改善すべき点はなんだったのか、しっかりと振り返ることで、プロジェクト管理のスキルをUPさせることができるのです。

メンバーみんなで教訓について話そう

プロジェクトの教訓を集めるには、プロジェクト終了後のレビュー会でメンバーみんなで話しあうのが効果的とされています。プロジェクトの振り返る視点は人それぞれ。色々な視点から振り返ることで教訓が体系的なものになります。レビュー会では、KPT法などを使って、成功点や改善点を洗い出し、具体的な教訓をまとめ、可視化しましょう。

みんなのために教訓を残そう

レビュー会で収集した教訓は、項目ごとにドキュメント化し、組織全体で共有しましょう。みんなが実際のプロジェクトに活用できるよう、アクセスしやすい場所に保管し、定期的なミーティングを通じて教訓を広めるなどの活動ができればベストです。

みんなが教訓を活用できれば、組織全体でプロジェクト管理のスキルを向上させることができます。ぜひお試しください!