皆さんはPMとPMOの違いをご存知ですか?一文字しか違わないように見えますが、その言葉の意味は異なります。
今回は、言葉の意味の違いから、役割の違いまでをご説明します!
PMとPMO、言葉の意味の違い
PMとは、プロジェクトマネージャー(Project Manager)を指しており、言葉の通りプロジェクトを管理・運営する役割を担います。
PMOとは、プロジェクトマネジメントオフィス(Project Management Office)を指しており、プロジェクトマネジメントの支援を行う組織を指します。PMがプロジェクトをスムーズに運営できるよう、務める立場となります。
PMOの立ち位置について
PMOのプロジェクトでの立ち位置は大きく2つに分かれており、以下の通りです。
①個別プロジェクトPMO
サブプロジェクトが複数あり、そのプロジェクトを統括管理するPMを支援する立ち位置にいるPMOを指します。大規模プロジェクトでよくあるパターンですね。
②全社的PMO
プロジェクトが複数存在し、その横串を指す役割として、PMOが存在します。
プロジェクトを横断しながら支援していく立場となります。
役割の違い
それでは、役割としてはどう違ってくるのでしょうか?
PMとPMO、まず「プロジェクトの目標を達成する」と言うゴールは共通点として持っています。
ただし、「PMを支援する」と言う立場上、プロジェクトに直結する直接的作業を行うより、プロジェクトがスムーズに進むようにプロジェクトが始まる前に資料のテンプレートや標準書を用意したり、「客観的」視点でプロジェクトのモニタリングを行うなど、定常的間接作業を担います。
ある程度規模のあるプロジェクトに関わらない限り、PMOは聞きなれない言葉だと思いますが、PMとの違いをしっかり理解しておくことで、PMの立場の理解もより深まることとなるでしょう。