プロマネ3つのポイント
PIMBOK®(プロマネの知識を体系的にまとめたガイド)の第6版では、ウォーターフォール型のプロジェクトマネジメントのノウハウを49のプロセスで紹介しています。49のプロセス、、、、、なかなか多くて、どこから着手すべきなのか迷う方もいらっしゃるかと思います。そこで本日は、プロジェクトを成功に導くために、特に重要な3つのポイントについて紹介いたします。
1. リスクのリストアップ
プロジェクトマネジメントには、「スコープ(範囲)」・「スケジュール」・「コスト」という3つの制約条件がありますが、この制約条件に影響を与える「課題」が発生すると、たちまちプロジェクトはうまくいかなくなります。
「課題」を解決するためには、たくさんの時間や手間がかかってしまいます。そのため、「課題」を事前にリスクとして予測し、発生しないように対策をしておくことが1つめのポイントです。
2. プロジェクト関与者を見極めよう!
プロジェクトに影響を与える原因は、人(ステークホルダー)が由来となって起こることが多いと感じませんか?
鶴の一声という言葉もありますが、影響力が大きい人の考えで、それまで決まっていたことがひっくりかえってしまう経験をされた方もいるかと思います。
そこで、重要なプロジェクトの関与者を明確にして、その人がリスクのトリガーにならないよう対策をしておくことが、プロジェクトを成功させる2つめのポイントです。
プロジェクトの立ち上がり時期に重要なステークホルダーをおさえておくことは、リスク対策の観点だけではなく、プロジェクトによい影響を与えたり、スムーズに物事が進められたりと、プロジェクトを成功に近づけることもできるので、とても重要なポイントです。
3. プロジェクトは予定どおり?
そして最後のポイントは、計画が予定通りに実行されているか状況を確認し、軌道修正しながらプロジェクトをコントロールして推進していくことです。
プロジェクトの開始時にスケジュールや予算などの計画をたてますが、プロジェクトがスタートしたら、たてた計画どおりに進んでいるのか、プロジェクトマネージャーがしっかりと監視します。そして3つの制約条件に影響を与えるような課題が発生したら、情報を整理して優先順位をたて、計画の軌道修正をして、プロジェクトを推進していくのです。
プロジェクトマネジメントスキル
この3つのポイントをおさえながらQCDをコントロールし、プロジェクトを滞りなく進めて成功に導くのが、プロジェクトマネジメントスキルです。
これらのポイントは、講義を聞くの動画コンテンツで さくっと学べますので、興味のある方はぜひご覧ください。今後教科書を読むでは、3つのポイントをより詳しく紹介していきますので、お楽しみに。