皆様こんにちは。
サステナビリティブランディング推進チームです。
先日、「はじめての統合報告書制作。制作担当者が押さえておくべきポイント!」と題し、はじめての統合報告書制作を検討されているご担当者様に向けたウェビナーを開催いたしました。
本ブログではウェビナーの内容を一部、ご紹介させていただきます。
ウェビナーでは大きく下記の2章立てでお話しいたしました。
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●情報開示のトレンド
●制作にあたり押さえておくべきポイント
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●情報開示のトレンド
第一部では情報開示のトレンドとして調査結果なども踏まえながら、統合報告書で押さえておきたい重要ポイントについてお話しさせていただきました。
・統合報告書の発行状況について
2023年度も予想通りではありますが、発行企業の増加は止まることはなくついに前年から90社以上増加し、1,017社と初めて1,000社を超えました。
まだ発行されていない企業様からすると、焦りを感じられるデータにはなりますが、日本の上場企業が約4,000社であることを踏まえると、まだ発行していない上場企業も多いと言えそうです。 最近では今後プライムを狙われる、スタンダード企業も積極的に開示する動きも出てきています。
・投資家が最も注目する統合報告書のコンテンツ、着目ポイントとは
統合報告書の中には数多くのコンテンツがありますが、中でもトップメッセージは多くの発信企業、投資家ともに最重要とされています。
トップメッセージはレポート内でも、特に各社のカラーが出やすく、トップの考え、今後の展望に深く触れられる部分になるので投資家からの注目が高いのも納得です。
そこでウェビナーでは発信への熱意と覚悟が感じられる素晴らしい事例なども挙げながら、読者を惹きつける内容にするためのポイントについても解説いたしました。
●制作にあたり押さえておくべきポイント
第二部では、とことん企業担当者視点で考えた「統合報告書制作の理想のステップ」を詳細に解説いたしました。
・全体スケジュール感について
まずは一般的な仮定条件のもと、全体スケジュール感について詳しく5つのステップに分けて解説いたしました。一度作ってみると、この流れの大枠を把握することはできますが、初めての場合はそれも一苦労です。
各ステップでの説明では下記のような内容に詳しく触れました。
▷社内体制はどのように整えればよいか、推奨メンバーはどのような人材か
▷外部パートナーの選定ポイントとは
▷主担当者として担うべきもの、情報拡充に向けた動き方とは
▷日本語版完成時にスムーズに公開するための準備とは
▷英語版の進め方、確認すべきポイント
など
一つ一つは小さなポイントではありますが、主担当者としてスムーズなプロジェクト進行には欠かせない要素ばかりとなります。
・こんな時どうする?シリーズ
さらに、最後には「ここまで聞いたけどやっぱり自社的には不安が募る一方…こんな時どうすれば!?」という受講者の方々の心の叫びにもお答えする「こんな時どうする?」というシーン別の解決策を4編ご紹介しました。
※下記資料のイメージに一部、内容保護のため画像加工処理をしております。
▷case1:社長や役員、上長からなかなか合意を得られない。意見をまとめるのが難しい。
▷case2:タスクが多そうで社内でのプロジェクトマネジメントが不安
▷case3:社内の知識に偏りがあったり、アウトカム特定もできていない!こんな状態で始められるの?
▷case4:自社はまだ発行するには早いんじゃないか?という意見が多数。来年度からでいい?
以上のように、流れを把握して着実に準備を進めようとされている担当者様がぶつかりやすい、「こんな時どうすれば」というケースについて、具体的な解決法をご提示いたしました。
今回は実制作における細やかなポイントもお伝えしましたが、全てを初めての制作前に完璧にインプット・把握することは容易ではありませんし、私どもも求めているわけではございません。
私たちDCDは皆様がどのようなスタート地点に立たれていても、ご担当社様と企業に寄り添いながら丁寧なサポートのもと、統合報告書の制作をさせていただきますのでご安心ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ブログでは公開していない内容も多くございますので、よろしければぜひウェビナーアーカイブも是非ご覧ください。