こんにちは。椅子と俳句とボクシングが好きなディレクターの一色です。今回は、昨年の夏からデザイン家具の新ブランドをサポートさせていただいている取り組みをご紹介したいと思います。
このプロジェクトは、弊社がつくったカタログやCGに興味を持ってくださったデザイナーの牧野仁さんから、「北海道の小さな家具工房と日本の技術が凝縮された家具を世界に発信していきたいんだけど相談にのってくれない?」と声をかけていただいたことから始まりました。
牧野さんはミラノの巨匠ピエロ・リッソーニさんのもとで数々の作品を発表されていた方で、見た目は日本人なんですが、行動力はイタリア人も舌を巻くような方です。その彼が、創業28年、大手家具ブランドの裏方として製品を一途につくり続けてきた旭川の家具工房ワカサさんと出会い、一緒につくった作品が、昨年の国際家具デザインフェア旭川(IFDA)のコンペティションで入選。同作品のプロパー化(製作販売)に向け意気投合したお二人に、弊社DCDのメンバーが加わり、現在は新ブランドの立ち上げを目指している段階です。
大草原に建つ家具工房ワカサさんの工場。 工場として使われる前は牛舎だったんです。
<北の家具工房 有限会社ワカサ> http://www.yu-wakasa.com
妥協のない仕事がモットーのワカサ2代目 若狭弘典さん
牧野さんは店舗などの空間デザインでも注目されるデザイナーさんです。
<HITOSHI MAKINO DESIGN> https://www.hitoshimakinodesign.com
そしてこの秋、ようやくサンプル製品の開発計画やラインナップを整え、いよいよVI(ビジュアルアイデンティティ)やカタログ制作がスタートしました。
国際家具デザインフェア旭川(IFDA)2017で入選したARCチェア
<IFDAASAHIKAWA2017> http://www.ifda.jp/winning.html
ミーティングはDCDに来社いただいたり、牧野さんが旭川に行かれたりと、できる限り顔を合わせて行うようにしていますが、基本は北海道と東京をスカイプで繋いで2週間に1度、進捗の確認や意見交換をします。近々、DCDチームのメンバーも旭川にお邪魔させていただきますので、その時はよろしくお願いいたします!
遠く離れていても心はひとつです! スカイプでのミーティングもようやく慣れてきました。
来週には、撮影製品のサンプルも上がり、撮影をおこなう予定です。スタジオだけじゃなく都内でのロケ撮影も決定しました。家具の魅力を最大限に表現できる撮影に全力を尽くしたいと思います!
(続く)