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【SXSW2018】Extreme Bionics: The Future of Human Ability

SPEAKERS:

Hans Georg Naeder;Pres;Ottobock

Hugh Herr;Professor; Center For Extreme Bionics/MIT Media Lab

Aimee Mullins; Actress, Model, Athlete;Aimee Mullins Studio

『バイオニクス・テクノロジーと人類の身体能力の可能性』

こんにちは。DCD Webチームで現在ニューヨーク在住の谷口です。2018/3/10から参加した、SXSW2018レポートをお届けします。このセッションでは、人間の身体的な能力がどのように発展していくか、バイオニクス・テクノロジー分野の未来について、3人のスピーカーが解説しました。

■Hans Georg Naeder

Hans Georg Naeder氏は世界最大の人工装具メーカーOttobock社社長であり、医療テクノロジー分野の事業家として技術の発展と開発に投資しています。

■Hugh Herr

Hugh Herr氏は人間生理学と電気テクノロジーの融合を研究する科学者であり、バイオニクス・テクノロジー分野のリーダー的な存在です。彼自身両足を凍傷で切断し、自身で義足を設計した経緯を持ちます。

■Aimee Mullins氏

Aimee Mullins氏はモデル、アスリートとして活躍する女性です。彼女は両足ひざ下を切断する必要がある状態で生まれ、その後義足と共に生活しています。1996年のアトランタパラリンピックでは100m、200m、走り幅跳びで世界記録を達成し、またモデルとしてはデザイナーのアレキサンダー・マックイーンとコラボレーションし、ランウェイを歩いた経験を紹介しました。

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■パネルディスカッション

彼らはまず、人工装具の歴史について簡単に説明しました。杖、松葉づえ、車椅子、人工装具・・・これまで様々なツールが生まれたが、次にやるべきはバイオニクス(生体工学産業)だと言います。

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またHerr氏は彼の研究するバイオニクスlegsを紹介しました。バイオニクス技術は、最終的にはユーザーの体の一部のように脳と体で受け入れられるようになると言います。

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■10数年後のパラリンピック

Naeder氏は、10数年後のパラリンピックはオリンピックよりも記録が出る時代になるだろう、と言います。Herr氏はこれからのバイオニクスlegsが、人間の脳と通信できるような設計になれば、脳は本質的に適応するし、またそれらは生まれ持った手足よりも強く、速く走ることのできるものになるのだと言います。

いつか私たちが体の一部として翼を持つ日がくるかもしれない 、Herr氏はそのようにも言っていました。

■バイオニクス・テクノロジーとAI

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最後にバイオニクスとAIについても、少し触れていました。将来的にはAIやロボットが人間の脳や神経システムをコントロールする日が来るのでしょうか。バイオニクスとAI、人間の神経システムが融合する機会はやってくるでしょうとHerr氏は言います。

ただ、私たちはもっとバイオニクスの革新を理解し、また忠実性(high fidelity)を高めていかなければならないし、AIはより洗練されていなければならないと言います。また同時に私たちはそれらに伴う危険についても慎重に考えていかなければならないと提言していました。

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